赤ちゃんの誕生を祝って贈られた出産祝いには、感謝の気持ちをしっかりと伝えることが大切です。その手段として出産内祝いにメッセージカードを添えることで、贈り手への思いやりがより伝わります。相手に応じた言葉遣いや心遣いを込めることで、感謝と親しみの気持ちがしっかりと届きます。この記事では、出産内祝いに添えるメッセージカードの基本構成、関係性に応じたメッセージの例文10選、書き方や言葉選びでの注意点について解説します。
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メッセージカードの基本構成

感謝の言葉から始める
メッセージカードの冒頭では、まず出産祝いをいただいたことへのお礼を述べることが第一です。「先日は素敵な出産祝いをありがとうございました」といった一文から始めると、相手も受け取った気持ちが伝わったと感じてくれます。形式的な一言に感じるかもしれませんが、感謝の言葉はメッセージの根幹のため省略せずに必ず伝えましょう。
赤ちゃんに関する情報を記載する
感謝の言葉に続いて、赤ちゃんの誕生に関する情報を簡潔に伝えるのが一般的です。名前(ふりがなを添えると親切です)、誕生日、性別、体重などが定番の情報となります。名前の由来について軽く触れることで相手にも気持ちが伝わり、心に残る内容になります。
家族や育児の様子を伝える
赤ちゃんの情報に続いて、出産後の家族の様子や育児の近況について記載すると、相手にも現状が伝わりやすくなります。例として、「初めての育児で慌ただしい毎日ですが、家族皆で楽しく過ごしています」といった一文を加えるだけでも、相手に安心感や親しみを持ってもらえるでしょう。
今後のお付き合いへの言葉で締める
メッセージの結びには、相手への今後のご縁を大切にしたいという気持ちや、体調や健康への配慮の言葉を添えると印象がさらに良くなります。「これからもどうぞよろしくお願いいたします」「季節の変わり目ですので、くれぐれもお身体にはご自愛ください」など、丁寧な文章で締めくくると全体の印象が引き締まります。文章全体がしっかりと整うことで、受け取った側の満足度も高まります。
関係性に応じたメッセージの例文10選

兄弟姉妹への例文
兄弟姉妹には、あまりかしこまった文章ではなく、普段の会話の延長のようなフレンドリーな文面がおすすめです。感謝の気持ちと家族の報告を、気楽な雰囲気で伝えましょう。日常の一コマのように伝えることで、親しみが増します。
この間は出産祝いをありがとう!
〇〇(名前)の女の子が生まれて、家の中が急ににぎやかになったよ。
毎日育児に追われているけれど、母子ともに元気に過ごしているよ。
落ち着いたら、ぜひ赤ちゃんに会いに来てね。
いとこへの例文
いとこも比較的近い存在ですが、兄弟姉妹ほど頻繁に会わない場合は、少し丁寧な言葉づかいが無難です。とはいえ、フレンドリーなトーンは維持して良いでしょう。贈ってくれた品への感想も添えると喜ばれます。
先日は素敵な贈り物をありがとう。
〇月〇日に男の子が生まれ、○○と命名しました。
育児は慌ただしいけれど、日々幸せを感じながら過ごしています。
また近くに来たときには、ぜひ赤ちゃんの顔を見に寄ってください。
おじ・おばへの例文
おじ・おばのような目上の親戚に対しては、丁寧な言葉遣いと時候の挨拶を取り入れた文面が適しています。フォーマルな表現を心がけ、礼儀正しさを伝えましょう。
初夏の風が心地よい季節となりました。
このたびは、温かいお祝いを賜り誠にありがとうございました。
〇月〇日に男の子を出産し、〇〇と命名いたしました。
おかげさまで母子ともに健やかに過ごしております。
ささやかではございますが、感謝の気持ちとして内祝いをお贈りさせていただきます。
どうぞお納めくださいませ。
会社の同僚への例文
同僚に送る場合は、感謝の気持ちを丁寧に伝えながらも、過剰にかしこまらず「です・ます」調で十分です。育児休暇中の場合は配慮への感謝も一文添えましょう。
この度は温かなお祝いをいただき、心より感謝申し上げます。
〇月〇日に男の子が誕生し、○○と名付けました。
現在はおかげさまで母子ともに健やかに過ごしております。
ささやかですが、感謝の気持ちを込めて出産内祝いを贈らせていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
会社の部下への例文
部下へのメッセージは、上司としての立場を守りつつも、過度に堅くならないようにします。親しみを込めながらも、礼儀は崩さず、バランスの取れた文体を目指しましょう。
お祝いの品をありがとう。
〇月〇日に長男が誕生し、〇〇という名前をつけました。
今は元気に過ごしており、家の中も一段とにぎやかになっています。
ささやかではありますが出産内祝いを贈らせていただきますので、お納めいただければ幸いです。
今後もよろしくお願いします。
上司への例文
上司へのメッセージでは、冒頭に時候の挨拶を入れ、格式ある文章にすることで丁寧な印象を与えます。感謝と報告、今後のご指導へのお願いなどをしっかりと盛り込みましょう。
新緑の候、○○様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
このたびは、長女誕生に際しましてご丁重なお祝いを賜り、誠にありがとうございました。
〇月〇日に○○と命名いたしました娘は、おかげさまで健やかに成長しております。
つきましては、心ばかりの品をお届けさせていただきましたので、ご笑納いただけますと幸いです。
今後とも何卒ご指導のほどよろしくお願いいたします。
友人への例文
友人へのメッセージは、気軽なトーンで書いて問題ありません。とはいえ、感謝と報告は忘れず、丁寧さも少し残すと好印象です。使い勝手のよい品を贈ってくれた場合は、その活用シーンなども伝えると好印象です。
かわいいベビーグッズをありがとう!
〇月〇日に〇〇という男の子が生まれ、毎日がとてもにぎやかで楽しくなったよ。
初めての育児にバタバタしてるけど、母子ともに元気です。
落ち着いたらぜひ赤ちゃんに会いに来てね。
出産内祝いの品をお送りしたので、ぜひ受け取ってください。
二人目以降の出産の例文
二人目以降の赤ちゃんの場合、前回のお礼も込めて「この度も」という言葉を使うと自然です。きょうだいの成長に触れることで、家族の温かい様子が伝わります。
この度も温かなお心遣いをいただき、本当にありがとうございました。
〇月〇日に次男〇〇が生まれました。
長男もすっかりお兄ちゃんらしくなり、赤ちゃんのお世話を手伝ってくれています。
おかげさまで家族全員元気に過ごしております。
ささやかですが内祝いをお贈りさせていただきます。
写真入りメッセージの例文
写真を同封する場合は、その旨を明記しておくと丁寧です。赤ちゃんの成長が目で見えることで、相手にも喜ばれやすくなります。
素敵なお祝いをいただき、ありがとうございました。
〇月〇日に生まれた娘〇〇も、すくすくと育っています。
写真を同封しましたので、ぜひご覧いただければ嬉しいです。
ささやかですが出産内祝いの品をお送りいたしましたので、お納めいただければ幸いです。
出産内祝いが遅れた場合の例文
出産内祝いが遅れてしまった場合は、そのお詫びを最初に述べ、感謝と現状報告を丁寧に書き添えましょう。誠実さを感じてもらえる内容にすることが大切です。
このたびは心のこもったお祝いをありがとうございました。
ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。
〇月〇日に〇〇が誕生し、おかげさまで元気に成長しています。
育児の忙しさに追われ、お礼が遅くなってしまったことをお詫び申し上げます。
出産内祝いをお送りいたしますので、お納めいただけますと幸いです。
書き方や言葉選びでの注意点

忌み言葉や不適切な表現は避ける
出産内祝いはお祝いごとに関わるものであるため、縁起の悪い言葉や不吉な印象を与える表現は避けましょう。たとえば「切れる」「終わる」「別れる」「流れる」などの言葉は、出産のような慶事にはふさわしくありません。また、「いよいよ」「たびたび」「返す返す」などの重ね言葉も、繰り返しや離別を連想させるため避けるのが無難です。
相手との関係性に合った文体を選ぶ
メッセージを書く際には、誰に対して送るのかを明確に意識することが大切です。親しい友人や同年代のいとこには、ある程度カジュアルな文章でも構いませんが、上司や年配の親戚には敬語を用いた丁寧な表現でまとめましょう。複数人が同時に読む可能性がある場合は、もっとも立場が高い人に合わせた文体にしておくと安心です。言葉の選び方ひとつで印象が大きく変わるため、文章のトーンにも十分気を配りましょう。
相手に読みやすい長さを意識する
メッセージカードはスペースが限られているため、伝えたい内容を簡潔にまとめることが重要です。文章が長すぎると読みにくくなり、受け取った側も負担を感じてしまいます。80〜120文字程度を目安に、感謝・赤ちゃんの情報・締めの挨拶といった構成で整理しましょう。また、句読点の使い方にも注意が必要です。祝いの場面では「区切り」や「終わり」を連想させる句読点は避けるべきという考え方もあるため、代わりに改行や文の自然な区切りを使って読みやすく調整します。
まとめ

出産内祝いに添えるメッセージカードは、感謝の気持ちを丁寧に伝えるための大切な手段です。赤ちゃんの誕生を一緒に喜んでくれた相手に、お礼とともに家族の近況や赤ちゃんの情報を伝えることで温かい印象を残すことができます。文章は感謝、赤ちゃんの情報、締めの言葉という流れを意識し、80〜120文字程度にまとめると読みやすくなります。相手に合わせた文体や言葉選びにも気を配りましょう。
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