香典返しの「時期」と「金額の目安」
※葬儀の慣習は地域や宗派などで大きく異なる場合があります。迷ったときは地域の習慣やしきたりに詳しい方に相談しましょう。
香典返しは、お通夜や葬儀でいただいた香典の返礼として贈るものです。法要の準備や進行で慌ただしくしている中で、お悔やみいただいた方への御礼のマナーについて不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では香典返しのマナーについて「贈る時期」や「金額の目安」を解説します。
香典返しを贈る時期
香典返しは「忌明け」の法要後1ヶ月以内を目処に行います。ただ、「忌明け」の時期は宗教によって異なりますので、注意が必要です。
●仏式では、故人が亡くなられた日から49日目の「七七日忌(なななのかき)」で忌明けとなり、法要を行います。
●神式では、50日目の「五十日祭」で忌明けとなり、霊祭(仏式の法要にあたる)を行います。
●キリスト教では、カトリックであれば亡くなられてから30日目の「追悼ミサ」、プロテスタントであれば1ヶ月後の「昇天記念日」が忌明けにあたります。本来キリスト教に香典・香典返しを行う習慣はありませんでしたが、近年では「お花料」をくださった方には返礼品を贈ることが一般的です。
香典返しの金額の目安
香典返しの金額は、香典の3分の1から半分程度が一般的です。1万円のお香典をいただいた場合は、5,000円程度がお返しの目安になります。お香典の金額は人によって異なるため、金額毎に3段階くらいの品物を用意しておくとよいでしょう。
高額の香典を頂いた場合
親族や身内が高額のお香典を包むときは扶助の気持ちである場合が多いので、お返しの金額にこだわる必要はありません。一般的には3分の1から4分の1程度をお返しするとよいでしょう。

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当日返し(即日返し)の場合
お通夜や葬儀の当日にお返し物をお渡しする当日返し(即日返し)の場合は、金額に関係なく全ての方に同じ品物をお渡しします。
香典が高額で用意した返礼品では不十分な場合は、忌明け後に改めて返礼品を贈ることが一般的です。品物は「香典の半額」から「当日お渡しした品物の額」を差し引いた金額を目安に選ぶとよいでしょう。
まとめ
〈香典を贈る時期〉
忌明けの法要後1ヶ月以内が目安
●仏式
・・・49日目の忌明け法要から1ヶ月以内
●神式
・・・50日目の五十日祭から1ヶ月以内
●キリスト教式(カトリック)
・・・30日後の追悼ミサ後
●キリスト教式(プロテスタント)
・・・1ヶ月後の昇天記念日後
〈金額の目安〉
香典の3分の1から半分程度が目安。金額毎に3段階くらいの品物を用意するとよいでしょう。
〈当日返し(即日返し)〉
お通夜やご葬儀の当日に香典返しを渡す場合、全員に同じ品物をお渡しします。いただいた香典が高額な場合、後日改めて品物を贈ることが一般的です。

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