香典は連名で出しても失礼に当たらない!
具体的なマナーを関係別に紹介

 香典は連名で出しても失礼に当たらない!具体的なマナーを関係別に紹介

通夜や葬儀などに参列する場合、お悔みの気持ちとともに香典を用意します。故人との関係が家族ぐるみであったり、会社関係の付き合いであったりした場合は、故人で包むのか連名で包むのか迷うことがあるでしょう。もし連名にする場合、個人の場合とは香典袋の書き方やマナーが異なるので注意が必要です。

本記事では、夫婦や家族、職場の団体などで香典を連名で用意する際に役立つ、香典袋の書き方やマナーについて解説します。よくある疑問点についても解説しているので、急な弔事で慌てないように参考にしてください。

香典は連名で出しても失礼にはあたらない

通夜や葬式、告別式などで用意する香典は、個人で葬式に参列する場合は、香典は1人ひとり包みます。ただし団体で参列する場合は、香典を連名にすることがあります。その際、個人で出さないと遺族に失礼ではないのか迷ってしまう方もいるかもしれません。

実際には夫婦や家族で親しかった場合や職場関係の知人の場合など、香典を連名で出すケースは多く、複数人で一緒に出しても失礼には当たりません。ただし、自分だけで勝手に判断するのではなく、故人と関わりのあった周りの人に声をかけて相談した上で、個別するか連名にするかを決めると良いでしょう。

【関係別】香典を連名で出すケースとマナー

 【関係別】香典を連名で出すケースとマナー

香典を連名で出す時の香典袋の書き方は、家族や夫婦、兄弟などの家族単位で連名にするケースと、職場などの団体のメンバー同士で連名にするケースで多少異なります。

ここからは、それぞれの関係別で香典袋の書き方とマナーについて解説します。

家族・夫婦・兄弟

本来香典は、家族単位で用意するものなので、家族や夫婦であっても夫の名前のみでいいとされています。しかし、家族や夫婦・兄弟で特に親しくしていた場合には連名にすることもあります。

ここからは、香典を家族で連名にする時の書き方について解説します。これまでの感謝と遺族へのお悔やみの気持ちを伝えるためにも、正しい書き方とマナーで香典を用意しましょう。

香典袋の書き方

夫婦で通夜や葬儀に参列する際に香典を連名で用意する場合は、まず中央に夫の氏名を書き、その名前の左側に、妻の名前を書きます。もし、通夜や葬儀に夫がどうしても参列できず、代理として妻が参列する場合は、中央に夫の氏名を書き、その左下に小さく「内」と書いて妻が代理で参列したことを遺族に伝えます。子どもの名前を記入する際は、妻の左側に名前を記入します。

兄弟(姉妹)のみで連名にする場合、それぞれ氏名で記入します。中央に長男・長女を記入し、年齢順で左側に連ねます。ただし、別居していて別々に参列する場合は、連名ではなく個別に香典を用意しましょう。

また、家族や兄弟の連名で香典を出す場合の表書きは、3名までにするのが一般的です。

中袋(中包み)の書き方

香典袋の中袋は、表面の中央に「金〇萬圓」と金額を記入します。裏面には、中央に住所を記入し、その左側に夫の氏名、さらに左側に名前のみを書きましょう。旧姓がなければ、誰かわからない可能性がある場合なら、旧姓を書き添えます。

同居していない兄弟などで連名にする場合は、住所氏名をそれぞれ記載します。また、子どもの友人関係で香典を用意するケースで、子どもに収入はないが、親の氏名だけでは伝わらない可能性がある場合は、中袋に子どもの名前と学年や所属を書き添えましょう。

会社・学校などの団体

会社からの香典では、社長の名前で用意するのが一般的ですが、上司や同僚のみで包む場合や会社以外の学校など団体内で親しくしていた人が集まって連名にする場合もあります。ただし、団体内で連名で香典を用意するのは、代表者だけが参列する場合のみとし、それぞれ参列する場合は個別で香典を用意しましょう。

ここからは、会社・学校などの団体で連名にする場合の香典袋の書き方について解説します。

香典袋の書き方

会社や学校などの団体内の複数人で連名にする場合、3名までなら全員の氏名を記載します。右側に会社名や団体名を書いた方がわかりやすくなるでしょう。上司や先輩などの目上の人から右側から順番に記入します。上下関係がない友人同士などの場合、五十音順で記入します。

また、4名以上になる場合は、団体名と代表者のみにするか、「団体名+一同」とするのが一般的です。この場合、全員の氏名や住所などを記載した別紙を用意し、中袋と一緒に入れるのがマナーです。

中袋(中包み)の書き方

中袋の表面には、中央に「金〇萬圓」と包んだお金の合計を記入します。裏面は、3名以内の連名の場合、それぞれの住所、氏名、包んだ金額を記入しましょう。

前述もしましたが、4名以上の連名となる場合は、裏面には入りきらないため、全員分の住所、氏名、包んだ金額を記載した別紙を中袋に入れます。別紙は白字で無地のものを使うと良いでしょう。

連名で香典を出す場合の金額の決め方

香典を連名で包む場合、全員が同じ金額を出し合います。金額の決め方は「合計金額を決めて人数で割る」または「1人ずつの金額を決めて合わせる」という方法が一般的です

合計金額から割る場合、組織や団体の規模次第で異なりますが、合計5,000〜1万円にすることがほとんどです。先に1人ずつの金額を決めるなら、1人あたりの相場は1,000円〜2,000円程度となっています。

1人ずつお金を集める場合、千円札ばかりになってしまう可能性があります。その際はそのまま複数の千円札を入れるのではなく、両替して大きなお札にした上で包むのがマナーです。

香典を連名で出す場合のマナー

 香典を連名で出す場合のマナー

家族や夫婦、会社などの団体などで香典を連名で出すケースでは、共通して注意するべきマナーがあります。悲しみに暮れる遺族にさらに気苦労を負わせないためにも、以下で解説するマナーを守った上で、香典を用意しましょう。

金額の合計を配慮しよう

香典で包む金額の合計にも配慮が必要です。冠婚葬祭では、「4(=死)」や「9(=苦)」は縁起が悪い数字として避けるのがマナーとなっています。さらに、弔事では「重なる」ということを連想させる偶数も避けた方が良いとされています。

連名で香典を用意する場合でも、「4」や「9」、偶数は避け、1、3、5、7の奇数になるようにしましょう。特に、複数人から金額を集める場合、端数が出てしまうこともあるので注意が必要です。

香典返しの辞退も検討しよう

連名で香典を出す場合は、遺族の負担をできるだけ軽くするためにも、香典返しを辞退することも検討しましょう。

弔事では、遺族が香典を用意してくれた人にそれぞれ「香典返し」を用意するのが一般的です。団体や連名の場合は用意しないこともありますが、お返しは全員に用意するとしている方もいます。特に人数の多い連名に対するお返しの用意は、遺族にとって大変な労力が必要です。さらに、大黒柱を失ったケースでは、香典返しの経済的な負担も大きくなります。

弔事の際には、遺族の事情を考慮して、あらゆる面からの配慮が必要です。連名で香典を用意する場合、香典返しを辞退することで、経済面でも精神面でも遺族の負担軽減につながります。辞退の意向を伝えるには、中袋か別紙に「香典返し等のお気遣いはご無用に願います」等と添えると良いでしょう。

香典を連名で出す際の疑問

香典を連名で出す際には、前述したように香典袋の書き方や包む金額、香典返しの辞退など、さまざまなマナーを守ることが重要です。他にも、自分だけでは判断しづらい疑問点が出てくることもあるでしょう。

ここからは、香典を連名で用意する時によくある疑問点を解説します。

親子の子どもの連名はどうする?

子どもの名前を記入するかどうかは、子どもに収入があるかないかによって異なります。子どもに収入がある場合は、親と子供は別々に香典を用意するケースもあります。ただし、収入があっても同居している場合や、通夜や葬儀に一緒に参列する場合は、連名にして包んでもかまいません。

また、子どもがまだ小さく、収入がない場合は連名にする必要はなく、親の名前のみで用意して問題ありません。まだ小さな子供であることを遺族が知らずに、香典返しを用意してしまうこともあります。どうしても全員の名前を書きたい場合は、香典お返しの必要がないことを伝えるために表書きや中袋に「小学1年生〇〇」などと書き添えておく配慮が必要です。

供花や供物を送る場合はどうする?

葬儀や法要の際には、香典とは別に故人への感謝を伝えるために親しい親族や友人、会社、団体などから供花や供物を贈る場合があります。また、昨今ではお葬式を小規模化や簡素化する傾向にあるため、香典の代わりとして供花や供物を贈るケースもあります。 供花や供物は、地域や宗教によって何を選ぶかが変わってくるので、前もって確認が必要です。

供花や供物を贈る際には、熨斗をかけるのが一般的です。熨斗の表書きは「御供」や「御霊前」などとし、贈る人の氏名も記載します。3名以下の連名で贈る場合、香典袋と同様に氏名の所に全員の氏名を記します。家族・夫婦・兄弟の場合も香典袋と同様です。会社や学校など、4名以上の団体からであれば「団体名+一同」と表記すると良いでしょう。

供花や供物は、5,000~1万円程度で用意するのが一般的です。また、式場や規模の関係で遠慮される場合もあるため、贈る前に喪家や世話役に確認しておくことも重要です。

通夜や葬儀に参列する場合はどうする?

香典を連名で用意するケースは、通夜や葬儀に家族や夫婦で一緒に参列する場合や、会社や団体などの代表者のみが参列する場合のみとします。別居している家族や団体の個人で別々に参列する場合や、故人と特に親しかった場合は、連名にせず個別で香典を用意しましょう。

諸事情によりどうしても参列できないという場合は、連名よりも個別で用意した香典を参列できる人に託したり、後日弔問して渡す方法もあります。遠方などで弔問できない場合は、現金書留を利用し、お悔みの手紙を添えて郵送することも可能です

まとめ

本記事では、香典を連名で用意する場合の香典袋の書き方やマナーについて解説しました。香典は、故人を偲ぶ気持ちと、遺族への思いやりを示すために渡すものです。そのため、香典を連名で用意する場合にも、遺族の負担にならないように、また失礼のないように配慮することが大切です。

ハーモニックでは、他にも香典などをはじめとしたさまざまなシーンで役立つ冠婚葬祭のマナーについて紹介しています。冠婚葬祭などで困ったときはぜひ参考にしてください。


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