法事の香典の書き方・金額相場や
マナーについて詳しく紹介

 法事の香典の書き方・金額相場やマナーについて詳しく紹介

法事に出席する際には、「香典」を包んで持参するのが一般的です。親戚や友人、知人などさまざまな人が参列する法事では、マナーを守れていないと目立ってしまうかもしれません。法事の席で恥ずかしい思いをしないためにも、香典で包むべき金額や書き方、マナーについて知っておきたいですよね。

本記事では、法事での香典の書き方や相場、守るべきマナーについて解説します。社会人であれば知っておいた方が良い知識でもあるので、ぜひ参考にしてください。

法事の香典とは?

法事で喪主や家族に渡す香典は、ご霊前に供える金銭のことです。昔、亡くなった方を送り出すために焚くお香や線香が、大量に必要となるため近所の人々が持ち寄ったことから始まっています。また、香典を香奠と書くこともあり、お供え物という意味としても使えます。これは、遺族に対して周囲の人々が食料を援助していたことも関係しています。

法事では、さまざまな費用がかかります。大切な人が亡くなったばかりで憔悴している遺族の方々の負担を少しでも軽減できるように、香典として金銭を贈るのが一般的となっています。

そもそも親族の葬儀では「香典は出さない」人が増えている

自分や配偶者の両親や近しい親族間では、「香典は出さない」という方が多くなっています。「いい葬儀さん」の【第4回お葬式に関する全国調査】によると、両親、祖父母、兄弟姉妹では、4割近くの人が「香典は出していない」と回答。特に自分の両親の場合は、約6割が出していないという結果が出ています。

香典を出さない理由としては、自分や配偶者の両親、祖父母、兄弟姉妹の場合、喪主になることや、一緒に葬儀費用を負担するケースが多いことが挙げられます。

【関係性別】香典の金額相場

 【関係性別】香典の金額相場

法事で香典を出さないケースも増えていますが、家族であっても遠方でなかなか手伝えない場合や、友人、知人、職場関係の方の葬儀や通夜に参列する場合には、用意したほうがいいでしょう。

以下では、個人との関係別で香典の金額相場について解説します。

親族

自分や配偶者の親族の法事では、前述した通り香典を出さないことが多くなります。ただし、なかなか会っていない親族や遠方で通夜や葬儀を手伝えない場合は、以下の金額相場を参考に香典を用意するといいでしょう。

関係 香典の金額相場

(配偶者の親)
50,000~100,000円
祖父母
(配偶者の祖父母)
10,000~20,000円
兄弟・姉妹
(配偶者の兄弟・姉妹)
30,000~50,000円
その他の親戚 10,000~20,000円

友人・知人

親しい友人やその家族、近所に住む知人などの法事に参列する場合は、基本的に香典を用意します。以下の金額相場を参考にしてください。

関係 香典の金額相場
友人 5,000~10,000円未満
友人の家族 5,000~10,000円未満
近所の知人 5,000円未満

会社関係者

会社関係者の法事でも、参列する場合には香典を用意します。しかし、昨今では家族や親族だけで行う「家族葬」も増えているため、出さないケースもあります。参列する機会が少なくなってはいますが、いざという時のために、以下の金額相場は抑えておきましょう。

関係 香典の金額相場
上司 5,000~10,000円未満
部下 5,000~10,000円未満
同僚 5,000~10,000円未満
会社関係者の家族 5,000円未満

法事の香典袋の種類とマナー

 法事の香典袋の種類とマナー

法事に持参する香典は、香典袋(不祝儀袋)に入れて用意します。その香典袋の選び方や書き方には、さまざまなマナーがあります。先方に失礼だと思われないためにも、マナーを守って用意することが重要です。

以下では、香典袋の選び方と最低限守りたいマナーについて解説します。

水引きについて

スーパーやコンビニ、文房具屋などでは、さまざまな種類の香典袋が用意されています。どの香典袋を選べばいいのかは、水引の色・本数・結び方などで判断すると良いでしょう。

通夜や葬儀の場合は、水引の色が白黒または双銀のものを選びます。50,000円以上を包む場合に双銀を使うのが一般的で、それ以下の金額では白黒を選びます。

水引の本数は、5本を使用するのが無難です。格式の高い法事の場合は、7本や10本を使うケースもあります。また、水引の結び方は「結び切り」を選びます。

表書き・中袋の書き方について

香典袋には、表袋と中袋があります。表袋には表書きと自分の氏名、中袋には自分の氏名と住所、包んだ金額を書くのが基本です。表書きと中袋への記入は、どちらも悲しみを表す「薄墨」を使用します。

法事の香典での表書きは、水引の上部に「御霊前」「玉串料」「御仏前」「お花代」などと記入します。後述しますが、先方の宗教によっても異なる場合があるので、前もって確認が必要です。水引の下部には、自分の氏名を記入します。

中袋は、表面に金額、裏面の左側に住所と氏名を記入します。金額には「壱・弐・参・伍・拾」などと、旧字体を使うのがマナーです。「金壱万圓也」などと記入します。

お札の包み方について

法事の香典で包むお札の入れ方にもマナーがあります。お札には裏表があり、肖像画が描かれているのが表です。香典袋の中袋にお札を入れる際には、香典袋の表面にお札の裏面がくるようにして、肖像画が下を向いている状態で入れます。「顔を伏せる」という意味を込めて、お悔やみの気持ちを表します。

また、お札が複数枚になる時は、必ず同じ向きにして入れましょう。慶事の時に用意するご祝儀では新札を用意しますが、法事には不向きです。もし新札しかない場合は、折り目を付けて包みます。

宗教ごとに香典袋や書き方を使い分けよう

前述した通り、法事の香典袋の書き方には、宗教によって決まりがあるケースもあります。先方の宗教にも配慮して香典を用意しましょう。

以下では、宗教ごとのマナーについて解説します。

仏式

仏式では、表書きを「御香典」または「御仏前」「御霊前」と書くことがほとんどです。仏教の教えとして、四九日までは霊として存在しており、四九日になると成仏するというものがあります。そのため、四九日までは「御霊前」、四九日後は「御仏前」を使うのが基本です。

ただし、仏教の中でも浄土真宗の場合は、亡くなってすぐに仏様になるとされているため、「御仏前」または「御香料」と記入します

仏式で使う香典袋には、無地のもの以外に、蓮の花が描かれたものも使用できます。

神式

神式の通夜や葬儀、法事では、「御神前」や「御玉串料」「御榊料」が使用されます。「御榊料」は、通夜や葬儀の時のみで、法事や法要では使用しません

また、香典袋は無地のものを選びます。「蓮の花」や「百合の花」が描かれた香典袋は使わないようにしましょう。

キリスト教

キリスト教はカトリックかプロテスタントで書き方が異なります。カトリックでは、「御花料」「御ミサ料」、プロテスタントでは、「御花料」「弔慰料」です。宗派がわからなければ、「御花料」と書くのが無難です。

また、香典袋には無地のものか、「百合の花」や「十字架」が描かれたものを使います。「十字架」の香典袋には水引はつきません。

法事での香典の渡し方

通夜や葬儀、法事に香典を持参する際にもマナーがあります。どの様に持参するのか、どう渡すのかなどは、知っておかないと恥ずかしい思いをするかもしれません。

ここからは、法事における香典の持参方法と渡し方のマナーについて2点解説します。

袱紗(ふくさ)で包んで持参する

袱紗(ふくさ)とは、ご祝儀や香典などののし袋や金封を持参する際に包む布のことです。相手に渡すものを大切に扱う日本人のマナーとして現在でも使われています。弔事で使う袱紗は、紫や緑、グレーなどの地味目のものを使います。

葬儀や法事などの弔事では、以下の手順のように、左開きになるように包むのがマナーです。

▼袱紗で香典を包む手順
1.袱紗の裏側が上になるように、ひし形に広げる。
2.袱紗の中央か右寄りのところに、表書きを上にして香典袋を置く。
3.袱紗の右角から順に下、上、左の順番で畳む。
4.最後に余った端の部分を裏面に回す。(爪が付いていれば止め糸に挟む)

一言添えて渡す

香典は、受付があれば受付に渡します。自宅での法事や受付がない場合は、遺族に声をかけるタイミングで渡します。香典を袱紗の上に出し、相手から見て氏名が読みやすい向きにして両手で渡しましょう

渡す際には、「御仏前にお供えください」など、一言添えて渡しましょう。通夜や葬儀では、感謝の言葉を使うとマナー違反となる可能性もあるので注意が必要です。また、「ご愁傷様です」という言葉は、法要の際には使いません。

まとめ

葬儀や法事に参列する場合は、お悔みの気持ちを伝えるためにも、マナーを守ることが大事です。中でも香典は、遺族の負担を軽減するためのものなので、余計な気苦労や手間をかけさせないためにも、金額相場や香典袋の書き方、包み方などを守って用意しましょう。

また、カタログギフトのハーモニックでは、香典以外にも冠婚葬祭で役立つマナーについての情報を発信しています。さらに、冠婚葬祭に関するギフトの販売もしているので、ぜひ参考にしてください。


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