結婚内祝いは、結婚祝いをくださった方々へ感謝の気持ちを伝えるための贈り物です。その中でもメッセージカードは、品物だけでは表現しきれない心を言葉にして伝える重要な手段として、多くの人に活用されています。この記事では、結婚内祝いに添えるメッセージの基本構成、相手との関係別のメッセージ例、贈り物に合うデザインの選び方、メッセージカードを書く際の注意点について解説します。
結婚内祝いに添えるメッセージの基本構成

書き出し・冒頭部分
まずは相手の名前を正しく丁寧に書き、敬称を使い分けることが基本です。名前の後には、いただいたお祝いに対する感謝の言葉を述べます。たとえば「このたびは心温まるお祝いをありがとうございました」といったシンプルで気持ちのこもった表現が望ましいです。
本題・近況報告
続いて新婚生活の近況報告を一言添えることで、相手に親しみや感謝の気持ちが伝わりやすくなります。「おかげさまで新居も落ち着き、毎日楽しく過ごしております」など、具体的なエピソードを入れると良いでしょう。
締め・結びの言葉
メッセージの終わりには、今後も良い関係を築いていきたいという気持ちを添えます。「これからも末永くよろしくお願いいたします」や「またお会いできる日を楽しみにしています」といった一文が丁寧な印象を与えます。
相手との関係別のメッセージ例

親戚に贈る場合
親戚には、目上の方も多く含まれるため、敬意を込めた丁寧な文章が基本です。改まった表現や礼儀正しい言い回しを意識しながら、感謝の気持ちやこれからの抱負を誠実に伝えるよう心がけましょう。
例文
このたびは、私たちの門出に際しまして、温かなお心遣いを賜り、心より御礼申し上げます。
あたたかいお心遣いに、ふたりとも大変感激しております。
感謝の気持ちを込めて、心ばかりの贈り物をお届けいたします。
未熟なふたりではございますが、互いに思いやりを大切にし、あたたかな家庭を築いてまいります。
今後とも変わらぬご厚情を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
友人に贈る場合
友人には、形式にとらわれず、普段の言葉で素直な気持ちを表現すると、より心が伝わります。あまりに堅苦しい文章では距離を感じさせてしまうため、カジュアルながらも礼儀を忘れない言い回しが好まれます。
例文
結婚のお祝い、ほんとうにありがとう!
いただいたお皿、毎日の食卓で大活躍しています。
感謝の気持ちを込めて、ちょっとしたものを贈らせていただきます。
落ち着いたら、ぜひ新居にも遊びに来てね!
職場の上司・同僚に贈る場合
職場の関係者には、常に丁寧な言葉づかいを心がけ、節度ある文面にまとめましょう。特に上司に対しては、敬意を込めた表現とともに、今後への意欲を丁寧に伝えることが大切です。日頃の感謝を述べたうえで、これからのご指導をお願いする内容にまとめると、好印象を与えられます。
例文
このたびは、私たちの門出に際しまして、心のこもったお祝いを賜り、誠にありがとうございました。
心ばかりではございますが、感謝の気持ちを込めてお礼の品をお届けいたします。
今後も日々の業務に励み、さらなる成長を目指してまいりますので、
変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
ギフトを引き立てるカードの選び方

贈り物に合ったデザイン
ギフトの雰囲気と合ったカードデザインを選ぶことで、全体に統一感が生まれます。和風の贈り物には伝統的な和柄、洋風のギフトにはシンプルでスタイリッシュなデザインを選ぶと、より洗練された印象になります。カードのデザインも贈り手のセンスが反映されるため、細部まで気を配ると印象がより深まります。
ラッピングとのバランス
カードの色合いをラッピングやリボンと調和させることで、見た目にも統一感が出ます。たとえば、落ち着いたトーンの包装紙には、同系色の控えめなデザインカードがよく合います。全体を一つの作品のように仕上げることで、受け取る方にも上品な印象を与えることができます。
オリジナル感を加える演出の工夫
手間をかけられる場合は、ふたりの写真を載せたカードや、一言手書きのメッセージを加えると、受け取った方にとって印象深い内祝いになります。特に結婚式に出席できなかった方には、写真入りカードが喜ばれる傾向があります。自分たちらしさを表現できるため、形式的な印象にならず、相手の心に残る贈り物になります。
メッセージカードを書く際の注意点

忌み言葉や縁起の悪い表現を避ける
結婚に関するメッセージでは、「切れる」「別れる」「終わる」などの不吉な言葉は避けるようにします。また、「たびたび」「重ね重ね」などの繰り返し表現も、再婚を連想させるため控えるのがマナーです。代わりに「明るい未来」「感謝を込めて」など、前向きで温かみのある言葉を選ぶようにしましょう。
相手ごとの言葉選びの工夫
内祝いは感謝の気持ちを伝える場であり、「お返し」といった義務的な表現は控えるべきです。「心ばかりの品ですが」や「感謝を込めてお送りします」といったやわらかな表現に置き換えることで、自然で好印象な文章になります。また、年配の方や目上の方には直筆が丁寧とされ、印刷の場合でも一言添えると印象が良くなります。
表記に間違いがないか確認する
メッセージの中で最も注意すべきなのは、相手の名前や敬称を間違えないことです。せっかくの感謝の気持ちも、名前を誤ってしまっては台無しになってしまいます。手書きの場合は、必ず下書きをしてから清書し、誤字脱字のチェックを忘れずに行いましょう。細部まで丁寧に仕上げることで、相手への誠意が伝わります。
まとめ

結婚内祝いに添えるメッセージカードは、贈り物に心を込める大切な手段です。基本構成に沿って感謝や近況、今後の関係を丁寧に伝えることで、相手に気持ちがしっかり届きます。相手との関係性に応じた表現や、ギフトに合ったカードデザインの工夫も、印象をより良くするポイントです。形式だけにとらわれず、自分らしい言葉で気持ちを伝えることで、記憶に残る温かな内祝いになります。
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