結婚式を迎えるにあたり、会場の準備や衣装の選定だけでなく、ゲストへの贈り物にも丁寧な配慮が必要です。中でも「結婚引出物」と「結婚内祝い」は、感謝の気持ちを表す上で非常に重要な贈り物とされています。どちらも感謝を伝えるという点では共通していますが、この2つを理解せずに扱ってしまうと相手に失礼になる恐れもあるため注意が必要です。この記事では、結婚引出物と結婚内祝いの違い、それぞれの適切な贈り方や品物の選び方、マナーや注意点について解説します。
結婚引出物と結婚内祝いの違い

結婚引出物
結婚引出物は、披露宴に出席してくれたゲストへ参加への感謝を込めて贈る記念品です。渡すのは披露宴終了時が一般的で、会場の出口やクロークなどで直接手渡します。記念品、引菓子、縁起物を組み合わせた「三品セット」が基本とされ、式のテーマや季節感を反映させて選ばれます。引出物はご祝儀への返礼という側面だけでなく、「一緒に大切な時間を過ごしてくれたこと」へのお礼という意味合いも持ちます。そのため、品物には使いやすさとともに、思い出に残る特別感も大切にされます。
結婚内祝い
結婚内祝いとは、結婚式に出席していないにもかかわらずお祝いをいただいた方へ、感謝の気持ちを込めて贈る返礼品です。本来は、祝い事の喜びを周囲と分かち合う意味を持っていましたが、現在ではお祝いへのお礼として贈るのが一般的です。贈る時期は、お祝いを受け取ってから1か月以内が目安です。直接渡せない場合は郵送を利用し、お礼状やメッセージカードを添えて丁寧に気持ちを伝えることが大切です。対象は披露宴に出席していない親戚や知人、職場関係の方などです。
結婚引出物と結婚内祝いの適切な贈り方

結婚引出物の渡し方と配慮
結婚引出物は披露宴終了後、会場の出口やクロークで直接手渡すのが一般的ですが、地域によってはゲストの席に事前に置いておく場合もあります。内容は基本的に統一されますが、主賓や親族、遠方からのゲストなどには品物のグレードや大きさを調整する心配りが求められます。引出物がかさばる場合はカタログギフトなども活用すると良いでしょう。
結婚内祝いの贈り方と渡し方の工夫
内祝いは1か月以内に贈るのが基本です。直接会えない相手には宅配を使い、必ず感謝の言葉を添えることで、形式的でない心のこもった贈り物になります。また、贈る相手の立場や年齢に合わせて内容を変えることも重要です。目上の方には落ち着いた品、親しい友人には実用性を重視したものなど、贈り先に合った対応が大切です。
結婚引出物の金額の目安とおすすめギフト

引出物の品数と価格の目安
結婚引出物では、価格の目安として「いただいたご祝儀の1割程度」とされることが一般的です。たとえば、3万円のご祝儀なら引出物は約3,000円前後がひとつの基準です。ただし、品数を分けて調整することも多く、「記念品」「引菓子」「縁起物」の3点を組み合わせる「三品セット」が主流です。
結婚引出物におすすめの品物
タオルギフト
タオルギフトは、高い吸水性と柔らかな肌触りが特徴で、世代や性別を問わず喜ばれる定番の引出物です。デザインもシンプルで上品なものが多く、贈り物としての品格も十分に備えています。箱入りのペアセットや、少し贅沢なフェイスタオルとバスタオルの組み合わせなどが人気で、生活にすぐに役立つ点も魅力です。
キッチン用品
グラスやカトラリー、鍋やフライパンといったキッチン用品も実用的な引出物として高く評価されています。特に、デザイン性と機能性を兼ね備えたブランド製品は「自分では買わないけれど、もらって嬉しい」ギフトの代表です。新生活を意識した贈り物として、結婚式の記念にもふさわしいアイテムです。
地域の特産品
その土地ならではの特産品を引出物に取り入れるのも、個性を感じさせる贈り方として人気です。たとえば、地元の和菓子や洋菓子、地酒や果物加工品、伝統工芸品などがあります。ゲストに地域の魅力を感じてもらえる上に、夫婦の出身地やゆかりの土地を伝える手段にもなります。
カタログギフト
カタログギフトは、ゲストが自分の好きな商品を自由に選べるという点で非常に人気が高く、近年は引出物の定番となっています。食品、雑貨、ファッション、体験型サービスなどジャンルも多彩で、年齢や性別、趣味の異なるゲストにも柔軟に対応できます。軽くて持ち帰りやすいという点でも、遠方からのゲストに最適です。
結婚内祝いの金額の目安とおすすめギフト

贈り物の価格帯とバランス
結婚内祝いの金額は、いただいたお祝いの3分の1から半額程度が一般的です。高すぎる贈り物は相手に気を遣わせる可能性があり、逆に安価すぎるものは感謝が伝わりにくくなることもあるため、適切な価格帯を意識しましょう。また、贈る相手との関係性によって内容や金額に差をつけることも問題ありませんが、全体のバランスには注意が必要です。
結婚内祝いにおすすめの品物
スイーツギフト
結婚内祝いの定番といえるのが、バームクーヘンやフィナンシェ、クッキーなどの焼き菓子を詰め合わせたスイーツギフトです。個包装のものを選べば、家族や職場で分けやすく、贈りやすい品として重宝されます。
飲み物ギフト
紅茶やコーヒーのセットも、年齢や性別を問わず贈りやすいアイテムです。高級感のある茶葉や、専門店のドリップコーヒーなどを選ぶと、日常の中でほっと一息つける時間を贈ることができます。ハーブティーやカフェインレスのものを含む詰め合わせを選ぶと、健康を気遣う方にも配慮できます。
日用品
タオルセットや洗剤、バスグッズなど、日常的に使える日用品も非常に人気があります。特にオーガニック素材のタオルや自然由来の成分で作られた洗剤などは、上質さと安心感を兼ね備えており、目上の方にも安心して贈ることができます。
体験型ギフト
エステやスパ、レストランでの食事券、クルージング体験など、思い出として残る体験型ギフトも近年注目されています。贈る相手の趣味や生活スタイルを踏まえて選ぶと、実際に体験することでより深く感謝の気持ちが伝わります。
結婚引出物や結婚内祝いにはカタログギフトがおすすめ

ウェディング専門カタログギフト「ラ・マリエ」

「ラ・マリエ」は、結婚内祝いや結婚引出物に特化した上品なカタログギフトで、華やかなブーケの表紙と金箔の装飾が印象的です。グルメ、雑貨、体験ギフトなど約2,000点以上の商品が掲載されており、贈る相手を選ばず喜ばれる内容になっています。

総合カタログギフト「テイク・ユア・チョイス」

「テイク・ユア・チョイス」は、カタログギフトの中でも品質と取り扱い商品の豊富さで業界トップクラスの評価を得ている一冊です。このカタログには豪華な商品が2,000点以上掲載されており、お祝いにふさわしいアイテムが揃っています。特別な日に利用できる一流レストランのディナーチケットや、貴重な体験ができるギフトも多く用意されており、予算に応じた多様な価格帯が人気を支えています。

結婚引出物のマナーや注意点

地域ごとの慣習の違い
引出物には地域による伝統や形式の違いがあり、関西では「三品セット(記念品・引菓子・縁起物)」が基本とされる一方、関東では二品のみで構成されることもあります。こうした慣習は、事前の共有が不十分だと、後から形式や内容に関して意見が分かれ、トラブルの原因にもなりかねません。贈り物の選定や構成を進める前に、地域の風習と両家の希望をしっかり確認しておきましょう。
ゲストに合わせた品物選び
全員に同じ引出物を用意するのが基本ですが、ゲストの属性に応じて一部調整を加える配慮も必要です。主賓や目上の親族には品格のある上質な記念品を、友人や同世代には実用性の高いカジュアルなギフトを選ぶとバランスが良くなります。また、遠方からのゲストには軽量で持ち帰りやすい品や、後日配送を検討すると負担が少なく喜ばれます。
包装や渡し方への配慮
引出物は中身だけでなく、外装や渡し方にも気を配ることが大切です。のし紙の表記、包装紙のデザイン、リボンやタグなど細部にもこだわることで、全体としての印象が良くなります。特に個別対応がある場合は、事前の仕分けやチェックが必要です。
結婚内祝いのマナーや注意点

贈るタイミング
結婚内祝いは、お祝いをいただいてから1か月以内に贈るのが一般的なマナーです。仕事や私生活の都合で遅れそうな場合は、まずお礼の気持ちを電話やメッセージで伝えておくことが大切です。遅れてしまっても、感謝の気持ちがきちんと伝われば、相手に悪い印象を与えることはありません。
相手に合わせた内容と金額
内祝いの品物は、相手の年齢や関係性に応じて選びます。目上の方や職場の上司には落ち着いた品を、友人や同世代には実用的で親しみやすいものを選ぶと失礼がありません。金額は、いただいたお祝いの3分の1から半額程度が目安です。高すぎると気を遣わせ、安すぎると印象を下げてしまうこともあるため、バランスの取れた価格帯を意識しましょう。
メッセージカードを添える
品物だけでなく、感謝の気持ちをしっかり伝えることが内祝いでは何より大切です。直接手渡しが難しい場合は、お礼状やメッセージカードを必ず添えるようにします。形式的な文面だけでなく、できる限り自分の言葉で感謝を伝えることで、相手との関係もより深まります。
まとめ

結婚引出物と結婚内祝いは、どちらも感謝を伝えるための贈り物ですが、贈る相手やタイミングに違いがあります。引出物は披露宴に出席したゲストへの感謝として当日渡す記念品であり、結婚内祝いは出席していない方からのお祝いに対する返礼です。いずれも相手に応じた内容と丁寧な対応が求められます。地域の習慣や両家の考えを確認し、真心を込めた準備が信頼と印象につながります。
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