結婚内祝いは、お祝いをいただいた方へ感謝の気持ちを伝える大切な贈り物です。しかし、結婚式後の新生活や引越し準備などに追われ、内祝いを渡すタイミングが遅れてしまうこともあります。そんなときでも慌てず、きちんと対応すれば気持ちは十分に伝えることができます。この記事では、遅れてしまったときの対応、遅れた場合のギフト選び、誠意を示すお詫び状の書き方と文例、失敗を防ぐための注意点について解説します。
遅れてしまったときの対応

速やかな対応で誠意を示す
結婚内祝いは、一般的に結婚式後1ヶ月以内に贈るのが望ましいとされています。しかし、遅れてしまった場合でも、気づいた時点でできるだけ早く贈ることが大切です。遅れれば遅れるほど、相手に対して失礼な印象を与えてしまう可能性があります。
相手に安心感を与える配慮
内祝いが遅れてしまった場合は、贈る前に相手に連絡を入れると良いでしょう。電話やメールで、遅れてしまったことへのお詫びと、内祝いをお送りする旨を伝えることで、相手に対する配慮が伝わります。
お詫びの気持ちを添える
内祝いには、お詫びの気持ちを込めたメッセージカードや手紙を添えることが重要です。手書きの手紙は、より丁寧な印象を与えることができます。遅れてしまった理由や感謝の気持ちを率直に伝えることで、誠意が伝わります。
遅れた場合のギフト選び

高価すぎる品物は選ばない
結婚内祝いが遅れてしまったからといって、相手に気を使わせるような高価な品物を選ぶ必要はありません。一般的には、いただいたお祝いの半額から3分の1程度の金額の品物を選ぶのがマナーとされています。遅れたことへのお詫びは、手紙やメッセージで伝えるようにしましょう。
実用的な品物を選ぶ
内祝いには、相手が日常的に使える実用的な品物を選ぶと喜ばれます。例えば、タオルや洗剤、食品などは、どのような方にも喜んでいただける定番の品物です。相手の好みやライフスタイルを考慮して選ぶと、より喜ばれるでしょう。
カタログギフトを活用する
相手の好みが分からない場合や、何を贈れば良いか迷った場合は、カタログギフトを活用するのも一つの方法です。カタログギフトは、相手が自分で好きな品物を選べるため、贈る側も安心して贈ることができます。
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誠意を示すお詫び状の書き方と文例

お詫び状の基本構成
時候の挨拶
お詫び状の冒頭には、季節感を伝える「時候の挨拶」を入れるのが基本です。たとえば春なら「春暖の候」、夏なら「盛夏の候」といった表現を用います。あいさつ文にふさわしい表現を使い、相手の健康や幸せを気遣う一言を添えると、より丁寧な印象になります。
お祝いをいただいたことへの感謝の言葉
次に、結婚祝いをいただいたことに対する感謝の気持ちを述べます。「このたびは温かいお祝いをいただき、誠にありがとうございました」といった表現で、相手が自分たちのために心を込めて贈ってくれたことに対する敬意と感謝をしっかり伝えましょう。
内祝いが遅れたことへのお詫び
続いて、内祝いが遅れてしまったことに対して、率直に謝罪の言葉を述べます。例としては、「本来であればすぐにお礼を申し上げるべきところ、遅くなってしまい申し訳ございません」といった表現が適切です。理由を述べる場合は簡潔にし、「新生活の準備に追われて」など、あくまで言い訳に聞こえないよう配慮しましょう。
内祝いの品物をお送りした旨
次に、感謝の気持ちを込めた内祝いの品を贈ったことを伝えます。贈り物の内容に触れなくても問題ありませんが、物品であれば「お好きなものを選んでいただけるようカタログギフトをお送りいたしました」などと書くとより親切です。
今後のお付き合いへのお願い
内祝いをお送りしただけで終わるのではなく、今後も良い関係を築いていきたいという意志を伝えます。たとえば、「今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます」といった表現が適切です。親しい相手であれば、「これからも夫婦共々よろしくお願いいたします」など、少し柔らかくしても構いません。
結びの挨拶
手紙の最後は、再び相手を気遣う言葉で締めくくります。「季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください」や「皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます」といった言葉を添えることで、手紙全体が丁寧にまとまります。最後に「敬具」などの結語を添えて終了します。
文例
目上の方や親戚向け
拝啓
新緑の候、○○様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
このたびは、私どもの結婚に際し、心温まるお祝いをいただき、誠にありがとうございました。
本来であれば、すぐにでもお礼を申し上げるべきところ、
新生活の準備に追われ、お礼が遅れてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。
ささやかではございますが、内祝いの品をお送りいたしましたので、ご笑納いただければ幸いです。
今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます。敬具
友人や同僚向け
こんにちは。
このたびは、結婚のお祝いをいただき、本当にありがとうございました。
新生活の準備に追われ、お礼が遅くなってしまい、ごめんなさい。
ささやかですが、内祝いの品を送らせていただきましたので、
受け取っていただけると嬉しいです。
これからも夫婦ともども、よろしくお願いします。
失敗を防ぐための注意点

他の贈答品と一緒に贈らない
結婚内祝いが遅れてしまったからといって、お中元やお歳暮などの他の贈答品と一緒に贈るのは避けましょう。結婚内祝いは、結婚のお祝いに対する感謝の気持ちを伝えるためのものであり、他の贈答品とは意味合いが異なります。内祝いは、単独で贈るようにしましょう。
のしの書き方に注意する
結婚内祝いを贈る際には、のしの書き方にも注意が必要です。表書きには「内祝」または「寿」と書き、下段には新郎新婦の名前を連名で書きます。水引は、紅白の結び切りを使用するのが一般的です。
遅れた理由を正直に伝える
内祝いが遅れてしまった理由は、正直に伝えることが大切です。新生活の準備に追われていたなど、率直な理由を伝えることで、相手も理解してくれるでしょう。言い訳をせず、素直な気持ちでお詫びを伝えることが大切です。
まとめ

結婚内祝いが遅れてしまっても、誠意ある対応をすれば感謝の気持ちはきちんと伝わります。気づいた時点ですぐに準備を進め、贈る前には一言お詫びの連絡を入れましょう。ギフトは無理に高価にせず、実用的なものやカタログギフトがおすすめです。手紙やメッセージカードには、感謝とお詫びの気持ちを丁寧に綴ることが大切です。遅れを取り戻すのに必要なのは、高価な品ではなく、心のこもった言葉と対応です。焦らず丁寧に、思いやりを持って内祝いを届けましょう。
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