結婚祝いにお金や贈り物をもらったら、お返しとして「内祝い」を贈ることが一般的です。しかし、内祝いを贈る際、どのようなのし紙を選べばよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
今回は、結婚内祝いに添えるのし紙の選び方や表書き・名前の書き方、かけ方を徹底解説します。内祝いの金額相場や贈る際のマナーも併せて紹介するため、相手に喜ばれる内祝いを贈りたい方は、ぜひ参考にしてください。
結婚内祝いとは?
結婚内祝いとは、一般的に結婚祝いへのお返しとして贈られるものを指します。内祝いの「内」は身内を意味しており、以前は家族におめでたいことがあった際、挨拶や報告を兼ねて親戚や親しい人を招いてお祝いの席を設けたり、贈り物をしたりする習慣がありました。
しかし、近年の結婚内祝いは、祝う行為そのものではなく、結婚祝いへのお礼として贈る品物の意味で使われるケースが増えています。
なお、結婚式に出席した方には引き出物の形でお返しを贈るため、内祝いは結婚式をしない場合や式に出席していない方に贈ることが一般的です。結婚式の後、遅くとも1ヶ月以内には内祝いの準備・発送を終えましょう。



結婚内祝いに使うのし紙の選び方

結婚内祝いでは、用途に合ったのし紙を選ぶことが大切です。水引の種類や色、本数にはそれぞれ意味があるため、基本的なマナーを押さえて適切なものを選びましょう。
「のし飾り」+「水引」が印刷されたものを使う
のし紙は、贈答品に格式を加えるために添えるもので、「のし飾り」と「水引」が一体となった紙です。結婚内祝いでは、のし紙によって感謝の気持ちを丁寧に伝えるとともに、相手に対する敬意を表します。
のし飾りは縁起物であり、水引の結び方や色にもそれぞれ意味があります。
水引の形は「結び切り」や「あわじ結び」が一般的
結婚内祝いで選ばれるのは、「結び切り」の水引です。結び切りは一度結んだらほどけない形状で、「ご縁が永く続くように」や「二度繰り返さないお祝い事」などの意味を持ちます。
結婚は人生の中でも一度きりとされる特別な節目であり、だからこそ繰り返さない意味を込めた結び切りが適しています。また、関西では結び切りの中でも引っ張ってもほどけない形状の「あわじ結び」が選ばれることが多いです。
なお、誤って「蝶結び」は選ばないよう注意が必要です。何度でも結び直せる蝶結びは、繰り返しを連想させるため、結婚内祝いには適しません。
水引の色・本数は紅白または金銀で10本
水引の色には、紅白または金銀が使われます。紅白は一般的な祝い事向け、金銀はより格式の高い贈り物に適しています。結婚内祝いでは、より丁寧さや格式を重視する場合に、金銀の水引が選ばれることが一般的です。
また、水引の本数は奇数が基本とされ、婚礼の場合は5本を2束にした10本水引が標準的です。ただし、贈る相手や品物の価格帯によっては、7本などを使うこともあります。

結婚内祝いに添えるのし紙の書き方

のし紙は、表書きや名前の書き方によって印象が変わります。感謝の気持ちを丁寧に伝えるためにも、正しい書き方のポイントを確認しておきましょう。
表書きは「内祝」または「寿」を使う
のし紙の表書きは、水引の上部に記載されるもので、贈り物の目的を簡潔に伝える重要な役割があります。結婚内祝いでは、「内祝」または「寿」と記す方法が一般的です。より格式を重視する場面では「寿」を用いることが多く、目上の方や仕事関係の相手に対しても違和感なく使用できます。 一方、「内祝」は比較的幅広い相手に使いやすく、親しい友人や同僚などにも適しています。表書きを選ぶ際は、相手との関係性や贈るシーンに応じてふさわしい言葉を選ぶことが大切です。
名前は夫婦連名で記載する
水引の下には、結婚内祝いを贈る側の名前を書くことが基本です。夫婦の連名で記すことが多く、伝統的には中央に新郎のフルネームを記載し、その左側に新婦の名前を添える形式がよく見られます。
最近では、新姓の下に2人の名前を横に並べる書き方も広く受け入れられています。相手に伝わりやすく、丁寧な印象を与えるためにも、名前の配置には気を配りましょう。
筆や筆ペンを使い、楷書体ではっきりと書く
のし紙に記載する文字は、筆や筆ペンなどを使い、濃い墨で太く、はっきりとした楷書体で書くことがマナーです。ボールペンや鉛筆など、カジュアルな筆記具は避け、文字が水引やのし飾りにかからないよう注意しましょう。
また、結婚後も仕事などで旧姓を使っている場合には、のし紙には新姓を記載し、必要に応じて配送伝票やメッセージカードに旧姓を添えることで、相手が混乱しないよう配慮できます。こうした気遣いが、より丁寧な印象を与えます。

結婚内祝いに添えるのし紙のかけ方

のし紙のかけ方は、大きく分けて「内のし」と「外のし」の2通りです。以下では、内のしと外のしの使い分け方を詳しく解説します。
内のしと外のしの違い
内のし
内のしとは、品物にのし紙をかけ、のし紙の上から包装紙で包む方法です。包装を開けるまでは表書きや名前が見えないため、控えめで奥ゆかしい印象を与えられます。
内のしは、あまり形式ばらず、さりげない気遣いを示したい時に適しています。親しい相手への贈り物や控えめなやり取りを望む場合にも向いているでしょう。 また、内祝いを宅配で贈る際は、配送の際にのし紙が破れたり汚れたりするのを防ぐためにも、内のしが好まれる傾向があります。
外のし
外のしは、品物を包装した上からのし紙をかける方法です。表書きが一目で確認できるため、対面で渡す場合は、贈り物の内容や意図がすぐに伝わるよう外のしを選ぶケースが多いです。
また、感謝の気持ちをしっかりと伝えたい時にも外のしが選ばれることがあります。形式を重んじる相手や目上の方への贈り物の場合も、外のしを用いることで、きちんとした印象を与えやすいでしょう。


【関係別】結婚内祝いの金額相場
結婚内祝いの相場は、もらった金額の半額~1/3程度が目安です。相手との関係性やもらった金額別に、結婚内祝いの金額相場を紹介します。
親戚・身内に贈る場合
親戚・身内に結婚内祝いを贈る場合の金額相場は、下表の通りです。
| お祝いにもらった金額 | 内祝いの金額 |
| 5,000円 | 1,700~2,500円程度 |
| 1万円 | 3,500~5,000円程度 |
| 3万円 | 5,000~15,000円程度 |
| 5万円 | 15,000~25,000円程度 |
| 10万円 | 25,000円~30,000円程度 |
なお、10万円などの高額な結婚祝いには、新生活を支援する意味が込められていることが多いため、お返しする金額は1/3〜1/4程度でも問題ありません。また、親族間で独自ルールや習慣がある場合は、事前に確認すると安心です。

友人や職場の同僚・部下に贈る場合
友人や職場の同僚・部下に結婚内祝いを贈る場合の金額相場は、下表の通りです。
| お祝いにもらった金額 | 内祝いの金額 |
| 5,000円 | 2,500円程度 |
| 1万円 | 3,500~5,000円程度 |
| 3万円 | 5,000~15,000円程度 |
| 5万円 | 15,000~25,000円程度 |
| 10万円 | 25,000円~30,000円程度 |
連名でお祝いをもらった場合、少人数なら1人ずつにお返しを用意すると丁寧です。例えば、2人の連名で1万円相当のお祝いをもらった場合は、半額の5,000円を2人で割り、1人2,500円程度のお返しをします。
ただし、大人数の連名の場合、いただいた金額に応じた菓子折りなどをまとめて贈る形でも問題ありません。
社長・上司・恩師など、目上の人に贈る場合
社長・上司・恩師など、目上の人に贈る場合の金額相場は、下表の通りです。
| お祝いにもらった金額 | 内祝いの金額 |
| 5,000円 | 2,500円程度 |
| 1万円 | 5,000円程度 |
| 3万円 | 15,000円程度 |
| 5万円 | 15,000~25,000円程度 |
| 10万円 | 25,000円~30,000円程度 |
なお、目上の方へのお返しは半返しにこだわらず、1/3程度に抑えるケースもあります。相手との関係性によって適切なお返しの金額は異なるため、迷った場合は身近な人に相談するとよいでしょう。

結婚内祝いの贈り方

結婚内祝いは、贈り方にも気配りが求められます。お礼状の添え方やマナーを押さえて、相手に失礼のない丁寧な贈り方を心がけましょう。
郵送する場合はお礼状を添える
結婚内祝いを郵送で贈る時は、品物だけを送るのではなく、お礼の言葉を添えることがマナーです。お礼状を同封することで、会えなくても感謝の気持ちがしっかりと伝わり、受け取った相手にも礼儀を大切にしている印象を持ってもらえます。
お礼状を書く際は、まずお祝いをいただいたことへの感謝を記しましょう。加えて、結婚式の様子や近況を簡単に伝え、「今後ともよろしくお願いします」などの一文を加えると、気持ちのこもった文面になります。
手紙の文末には、季節の挨拶や相手の健康を気遣う言葉を添えると、より丁寧な印象になります。形式にとらわれすぎず、自分らしい言葉で素直な感謝を綴ることが大切です。

便箋と封筒は白基調の上品なものを選ぶ
使う便箋や封筒は、白を基調とした上品なものを選ぶと好印象です。派手すぎず落ち着いたデザインで、適度に厚みのある上質な紙を選ぶのが理想です。
筆ペンや万年筆で読みやすく丁寧に書くと、誠意が伝わります。相手の年齢や関係性に合わせて、やや格式のあるデザインを選ぶのもおすすめです。
まとめ

結婚内祝いを贈る際は、のし紙の選び方や書き方にもひと工夫が必要です。「結び切り」の水引や適切な表書き、夫婦の名前の記載に加え、贈り方に応じた「内のし」「外のし」の使い分けもポイントです。
郵送時は、お礼状を添えることで感謝の気持ちがしっかりと伝わります。形式を整えることが、丁寧な心遣いにつながります。相手を思いやる気持ちを形にして届けることが、何より大切です。
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