出産祝いのお返しである出産内祝いは、出産の喜びや感謝の気持ちを伝える大切な機会です。出産内祝いを贈る際には、のし紙の書き方や種類、贈り物を届けるタイミングなど、基本的なルールやマナーがあります。
マナーやルールを知らないままだと、意図せず失礼にあたる可能性があるため、事前に押さえておきましょう。
本記事では、出産内祝いののし紙の書き方やお返しを贈る際のマナーを解説します。
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のし下(名入れ)に記載する名前と表記

出産内祝いののし紙で間違えやすいのは、のし下(名入れ)の書き方です。まずは、出産内祝いののし下に関する基本ルールを確認しましょう。
基本は「赤ちゃんの名前」を記載する
出産内祝いでのし下に書く名前は、両親の名前ではなく、生まれた赤ちゃんの名前を記載するのが一般的です。
これは、贈り物とともに赤ちゃんの名前を相手に知らせるためです。特に初めて名前を伝える相手には、お披露目の意味も込めて読みやすい文字で丁寧に記載します。
苗字やふりがなは必要?書き方の基本ルール
出産内祝いの場合、一般的にのし下には苗字を記載しません。苗字を書いてはダメということはありませんが、赤ちゃんの名前を相手に知ってもらうことが目的の1つであるため、苗字は基本的に不要です。
また、赤ちゃんの名前が漢字の場合は、ふりがなを振って正しい読み方を伝えるとより親切です。特に、読みにくい漢字や当て字、珍しい読み方などが含まれている場合は、ふりがなを振るようにしましょう。
【ケース別】のし紙の名前の書き方
出産内祝いののし紙には、基本的に「赤ちゃんの名前」を書きますが、状況によって書き方が異なります。よく見られるケースは以下の通りです。
- のし紙と一緒に命名札を添える場合
- 双子の場合
- 上司・同僚や職場への出産内祝いの場合
それぞれを詳しく解説します。
のし紙と一緒に命名札を添える場合
地域によっては、出産内祝いの贈り物に命名札を添えることがあります。命名札とは、赤ちゃんの名前(フルネーム)や生年月日を書いた短冊状の紙のことです。地域の風習に合わせて対応することで、相手にも気持ちが伝わりやすくなります。
のし紙と命名札に書かれる名前が重なることもありますが、それぞれの目的が異なるため、重なっても問題ありません。なお、一般的に命名札はのし紙の左上に貼り付けますが、地域によっては右上に貼り付ける場合もあるため、送り先の地域性や文化に合わせましょう。

双子の場合
双子の場合は、のし下に2人の名前を並べて書きます。中央にバランス良く2人分を連名で記載しましょう。順番は右側に兄(姉)、左側に弟(妹)が基本です。
読み間違いを防ぐために、2人とも名前にふりがなを振っておくと親切です。なお、三つ子の場合も基本的な書き方は同じです。
上司・同僚や職場への出産内祝いの場合
上司・同僚などから出産祝いを個別にもらい、内祝いを贈る場合、のし下には通常と同様に赤ちゃんの名前を書きます。
一方、職場全体として出産祝いをもらい、内祝いを贈る場合は、書き方に少し注意が必要です。赤ちゃんの名前まで書くのを控えたい場合は、苗字だけでも問題ありません。また、命名札を添える場合も、状況によっては苗字のみとすることもあります。
出産内祝いに使うのし紙の種類とマナー

のし紙の水引には種類があり、贈る目的によって使い分ける必要があります。また、のし上(表書き)の書き方も目的によって異なります。以下では、出産内祝いを贈る際ののし紙の基本マナーを紹介します。
適しているのは「紅白蝶結び」
出産内祝いには、紅白の蝶結びが印刷されたのし紙を使います。
蝶結びは何度でも結び直せることから、出産のように繰り返しても嬉しいお祝いごとに使われる形式です。そのため、出産内祝いではこの水引が広く使われています。
水引の本数で印象が変わる
水引は5本のものが基本とされており、ほとんどの場面で使えます。より丁寧な印象を持ってもらいたい相手には7本の水引を使うこともあります。
どちらを使うかは、相手との関係や品物の内容によって異なるため、最適なものを選びましょう。

出産内祝いののし上(表書き)は「内祝」が基本
表書きには「内祝」と書くのが一般的です。出産内祝いでは、多くの方がこの表記を使っています。お祝いを受け取ったお礼として渡す場合には、この書き方が無難で受け入れられやすいでしょう。 ただし、喪中の方に贈る場合は注意が必要です。「祝」の字を喪中の方に対して使うことは避けるのがマナーとされているため、「内祝」ではなく「御礼」と書くとよいでしょう。

のし上(表書き)は行数や文字数に配慮する
表書きには「出産内祝」と記載することも可能です。ただし、「出産内祝」と4文字にすると、縁起を気にする方にとっては良くない印象を与えることがあります。
気になる場合は、2行に分けて記載したり、「内祝」のみにしたりすることで配慮ができます。贈る相手が年配の方や伝統を重んじる方の場合は特に気をつけたい点です。
用途によって使い分ける「のし」のかけ方

のし紙のかけ方には、「外のし」と「内のし」の2種類があります。ただし、出産内祝いでは「内のし」がよく使われるなど、贈り物を渡す状況によって適切なかけ方があります。それぞれの違いを理解しておきましょう。
直接渡す場合は「外のし」を選ぶ
品物の包装紙の上からのし紙をかける「外のし」は、贈る目的がはっきりと伝わる形です。
贈る相手に直接手渡しする場面や、すぐに何の贈り物かわかるようにしたい時にはこの方法がよく使われます。
複数の贈り物が並ぶ場所では特に役立ち、識別しやすくなるという利点もあります。
郵送や宅配の場合は「内のし」を選ぶ
のし紙を品物にかけた後、その上から包装紙で丁寧に包む方法が「内のし」です。出産内祝いではこの形がよく使われており、落ち着いた印象を与えることができます。
包装紙の内側にのし紙を隠すことで、贈る目的を控えめに伝えられ、配送の際にものし紙が傷まず安心です。品物の内容よりも気持ちを静かに届けたい時に向いています。

出産内祝いを贈るタイミングの目安

出産内祝いを適切なタイミングで贈ることは、マナーの大切なポイントです。相手に失礼のないタイミングで贈れるように、あらかじめ時期を確認しておきましょう。
基本的には出産後1ヶ月で贈る
出産内祝いを贈るタイミングとして、出産後1ヶ月がよく選ばれています。お宮参りの時期と重なるため、準備のきっかけとしても区切りがつけやすく、贈り先にも違和感のない時期とされています。 この時期であれば、贈る側も落ち着いて準備ができ、品物選びにも余裕を持って対応できます。
出産内祝いは2ヶ月以内に渡すことが一般的
一般的に出産内祝いは、遅くとも出産後2ヶ月以内に贈る場合が多いようです。
お祝いをもらってから1ヶ月以内を目安にする人も多く、全体としては1〜2ヶ月の間に贈ることが自然な流れになっています。
贈り先との関係を考えて、できるだけ早めに届けるよう心がけると丁寧な印象になります。
体調や生活の状況を優先して対応する
出産直後は体調や生活リズムが整わないことも多いため、無理をして早く内祝いを贈る必要はありません。
時期が遅れる場合は、あらかじめ電話や手紙で遅れる理由と感謝の気持ちを丁寧に伝えましょう。お祝いをいただいたことに対して心を込めて対応すれば、多少の遅れは失礼になりません。

金額の決め方と品物の選び方

出産内祝いを贈る際には、適切な金額の相場を理解しておくことが大切です。以下では、出産内祝いの金額相場と品物の選び方を紹介します。
出産内祝いの金額は半返しが基本
出産内祝いで贈る品物の金額は、一般的にいただいたお祝いの金額の半分程度が目安です。
例えば、1万円のお祝いをもらった場合は、5,000円ほどの品物を選ぶ人が多く見られます。お祝いの金額が高額だった場合は、3分の1程度に抑えても丁寧な印象を保てます。
連名や相手の立場に応じた品選びの工夫
複数人からの連名でお祝いを受け取った場合は、分けやすい個包装のお菓子やタオルなどが適しています。渡す人数が多い時は、全員が公平に受け取れる品を選ぶと安心です。
また、親戚や上司など、相手によって関係性が異なる場合は、それぞれの立場や好みに合わせた品を選ぶと、相手に対する思いやりが伝わりやすくなります。

メッセージカードを添えて気持ちを伝える

出産内祝いにメッセージカードを添えることで、贈る側の感謝の気持ちを直接伝えることができます。
品物だけでなく言葉でも気持ちを届けることができるため、丁寧な印象を持ってもらいやすくなります。短くても一言添えることで、より心のこもった贈り物になるでしょう。
赤ちゃんの写真を使ったカードが選ばれている
最近では、赤ちゃんの写真を入れたカードを添える家庭が増えています。受け取った方は赤ちゃんの表情や成長の様子を知ることができ、贈り物に温かみが加わります。
特に親しい親族には喜ばれることが多く、記念にも残る形になります。
QRコードを使って動画や写真を共有する
メッセージカードにQRコードを印刷し、そこから動画やアルバムを見てもらう方法を選ぶ方も増えています。
スマートフォンを使って簡単にアクセスできるため、離れて暮らす親戚や友人にも赤ちゃんの様子を届けることができます。写真だけでは伝えきれない動きや声を共有できるのも魅力です。
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

出産内祝いで避けるべき注意点

出産内祝いを贈る際には、いくつかの注意点があります。感謝の気持ちをしっかりと伝えるために、贈る際の基本マナーとともに注意点を確認しておきましょう。
表書きや名前の書き方は見た目にも配慮する
出産内祝いの表書きには濃い墨で丁寧に書くことが基本です。薄墨は弔事で使われるため、お祝い事には適していません。
文字がにじんでいたり、傾いていたりすると印象が悪くなることがあるため、文字に自信がない場合は印刷を利用するのも安心です。
相手の事情や宗教的な慣習を確認しておく
相手が喪中だったり、のし紙を使わない家庭である場合には、事前に確認しておくと安心です。確認したうえで、「のしなし」や「御礼」など、状況に合った書き方に変えると失礼がありません。
遅れてしまった場合は一言添えて丁寧に伝える
出産後は体調や育児の都合で、内祝いが予定より遅れることもあります。そのような時は、品物と一緒に手紙を添えたり、電話で一言伝えたりしておくと丁寧な対応になります。感謝の気持ちが伝われば、多少の遅れは問題になりにくいです。

まとめ

出産内祝いには、出産祝いのお返しとしてだけでなく、赤ちゃんのお披露目の意味もあります。そのため、のし紙には贈り主である夫婦の名前ではなく、赤ちゃんの名前を書くことが一般的です。
また、出産内祝いを贈る際には、のし紙のルールや書き方、贈るタイミングなどの配慮も必要です。出産内祝いを贈る際の基本マナーや注意点を確認し、丁寧に感謝の気持ちを伝えることで、心のこもった内祝いになります。
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