結婚内祝いをお渡しするときのマナーとは?

<質問>
結婚内祝いを訪問して渡そうと思っています。
その際、注意するべきポイントは何でしょうか?





<回答>

披露宴にご招待できなかった、または事情があって欠席された方から結婚祝いをいただいた場合、お返しとして贈るのが結婚内祝いです。内祝いは、基本的に直接相手にお目にかかって渡すのが良いとされています。「おめでたいことへのお祝いに対するお礼」ですから、やはり“ありがとう”という感謝の記しはできるだけ相手の顔を見ながら渡したいもの。なおさら、結婚式に出席できなかった方であれば、挙式のエピソードや様子を直接話すことで、お礼の気持ちがより一層伝わるに違いありません。

では、結婚内祝いをお渡しする際のマナーをご紹介していきます。
まず、お渡しするタイミング。挙式後1ヵ月以内に贈るのがマナーです。訪問日は、大安や友引、先勝といった吉日を選ぶのが正式といわれています。そして訪問日時を決めるには、事前に電話やメールなどで先方の都合を尋ねた上で、日時を約束するのがエチケット。相手の予定を最優先する心配りが大切になります。ご年配の方や親族に対しては、両親を介して連絡してもらったほうがスムーズかもしれません。

次に訪問する時間帯に気を付けましょう。早朝や夜間、食事どきは避けるのが一般的です。また、約束した時間よりも少し遅れてお伺いするのが礼儀となります。訪問先の準備が整うのを待つ意味もあり、約束時刻より数分程度遅れて到着するように心得ておきましょう。

続いて、品物は風呂敷または紙袋に入れていくのが作法です。お渡しするのは部屋に案内されてから。ご挨拶をするときに一緒に渡します。その際、必ず風呂敷または紙袋から取り出して渡します。また、その紙袋などは持ち帰るのを忘れないようにしましょう。内祝いの品物を取り出したら、正面を自分のほうへ向けて置き、贈る方の正面にのしが向くように回して、必ず両手で差し出します。品物を渡すときは、「つまらないものですが」などと謙るより、「美味しい焼き菓子を見繕いました。ぜひお召し上がりください」などと、率直に気持ちを伝えるようにしましょう。

気になる結婚内祝いの金額ですが、いただいたお祝いの半額が基本となります。これは半返しと一般的にいわれますが、あくまで通例なので、それより予算を下げるのはおすすめできません。ただし、両親や祖父母などといわゆる身内からいただいた高額のお祝いについては、いただいた金額の3分の1程度でも構わないとされています。

最後に品物の包み方、すなわち「のし」にも決まり事があります。結婚内祝いには、紅白10本の水引で結んだ「真結び」(別名、結び切り)ののし紙を使用します。「真結び」は「ほどけない結び」で、引けば引くほど固く結ばれる結び目であることから、重ねて起きては困る、一度切りで良い事柄に用いられる様式です。結婚祝いのマナーとしてもおなじみですが、新郎新婦からお贈りする内祝いも同様です。そして、「表書き」は、濃墨の毛筆(筆ペンでも可)で、「内祝」または「寿」を書きます。下段には、「新姓の下に2人の名前を併記」するか「結婚後の新姓」を記載します。新郎新婦を紹介する意味では「名前を並べて書く」ほうが適しているといえますが、結婚を「家同士の結びつき」と捉え、「新姓」を優先する場合もあるので、両親や慣習に詳しい方などに相談してから決めましょう。