出産内祝いをお渡しするときのマナーとは?

<質問>
出産内祝いを訪問して渡そうと思っています。
その場合、注意するべきポイントは何でしょうか?





<回答>

新しい命の誕生を喜んでお祝いをくださった方へ、感謝の気持ちを込めて贈るお返しが出産内祝です。赤ちゃんを授かった親として、出産内祝を贈るのは大人のマナー。エチケットをわきまえ、相手に心遣いして贈るように気を付けましょう。

では、出産内祝いを渡す際のマナーを紹介していきます。

まず、渡す時期。赤ちゃんの生後1ヵ月の頃にお贈りするのが一般的です。地域によって異なりますが、ちょうどお宮参りの頃が目安になります。11~2月生まれの赤ちゃんの場合、季節柄少し時期をずらしてお宮参りをする方も多いようです。遅くても生後2ヵ月頃までには贈りましょう。産後はなにかと忙しいので、贈り物選びや贈り先の確認などの準備はゆとりのある産前にしておくと安心です。遠方の親戚や友人など、直接手渡しすることが難しい相手にはギフト専門店などを通して配送しても問題はありません。ただし、そうした場合には事前にお返しの品をお贈りすることをお伝えしましょう。また、もし先方が喪中の場合、四十九日の忌明けが過ぎて落ち着いた頃に贈るのがマナーとなります。

次に、内祝いの金額。いただいたお祝いの半額を基本とし、これを半返しといいます。半返しは、一般的な通例なので、それより予算を下げるのはおすすめできません。ただ、両親や祖父母などといわゆる身内からいただいた高額のお祝いについては、いただいた金額の3分の1程度でも構わないとされています。その場合は、赤ちゃんが生まれた記念となるもの、ずっと大切に使っていただけそうなものを選ぶとよいでしょう。ただし、返しすぎるとかえって失礼になる場合があるので、周りの人や慣習に詳しい人に相談するのが賢明です。

続いて訪問の日程を決めるには、事前に電話やメールなどで先方の都合を尋ねた上で、日時を約束するのがエチケット。先方の都合を最優先する心配りが大切です。訪問する時間帯にも気を配りましょう。早朝や夜間、食事どきは避けるのが一般的です。そして、約束した時間よりも少し遅れてお伺いするのがマナー。訪問先の準備が整うのを待つ意味もあり、約束時刻より数分程度遅れて到着するように心得ておきましょう。

内祝いの品物は、風呂敷または紙袋に入れていくのが礼儀です。お渡しするのは部屋に案内されてから。ご挨拶をするときに一緒に渡します。その際、必ず風呂敷または紙袋から取り出して渡します。また、その紙袋などは持ち帰るのを忘れずに。内祝いの品物を取り出したら、正面を自分のほうへ向けて置き、贈る方の正面にのしが向くように回して、必ず両手で差し出します。品物を渡すときは、「つまらないものですが」などと謙るより、「美味しい焼き菓子を見繕いました。ぜひお召し上がりください」などと、率直に気持ちを伝えるようにしましょう。

出産内祝いにつける「のし紙」には、のしの表書きに「内祝」もしくは「出産内祝」と書き、下段に赤ちゃんの名前とふり仮名を記載します。のし紙の水引きは「5本または7本の紅白蝶結び」を使用。紅白蝶結びは、何度もほどいて結ぶことができることから、何回あってもめでたい事を祝うときに利用します。

内祝いは「喜びのお裾わけ」。贈る相手それぞれに本当に喜んでもらえるものを「贈り分け」できれば申し分ありません。しかし、相手の好みがわからない、贈る数が相当数あるなど、品物選びに迷う場合は、「相手が好きなアイテムを自由に選べる」カタログギフトがおすすめです。