結婚祝いをお渡しする際、気を付けたいマナーとは?

<質問>
結婚祝いを訪問して渡したいと思っています。
そのとき、注意しておくべき要点は何でしょうか?





<回答>

最近は、現金でのお祝いを結婚式当日に式場へ持参するケースが増えていますが、本来、結婚祝いは相手の自宅に品物などを持参して渡すのが習わしです。品物を持参するといっても、お祝い品を披露宴会場で渡すのはマナー違反。式当日、新郎新婦は取り込んでいるだけでなく、帰りの荷物を増やすことになり、かえって迷惑となるので避けましょう。

では、結婚祝いを訪問して渡す際のマナーを紹介していきます。

まず、訪問するタイミングに気を付けましょう。お伺いするのは、結婚式の10日前までの吉日(大安、友引)が正式とされています。また、吉日でも「午前中」を選ぶのが慣例でした。最近は必ずしも「午前中」を厳守しなくても、相手の失礼にならない時間帯(およそ午後3時までが目安)なら構わないとされています。ただし、早朝や昼食時は避けるのが一般的です。次に、訪問の日程を決めるには、事前に電話やメールなどで先方の都合を尋ねた上で、日時を約束するのがエチケット。先方の都合を最優先する心配りが大切です。そして訪問する折りは、約束の時間より少し遅れてお伺いするのが礼儀。先方の準備が整うのを待つ意味もあり、約束時刻より数分程度遅れて到着するようにしましょう。

お祝いの品物は、風呂敷または紙袋に入れて持参するのがマナーです。お渡しするのは部屋に案内されてから。ご挨拶を述べるとき、必ず風呂敷または紙袋から取り出して渡します。その際、入れてきた紙袋などは持ち帰るのを忘れずに。お祝いの品物を取り出したら、正面を自分のほうへ向けて置き、贈る方の正面にのしが向くように回して、必ず両手で差し出します。のしは一度結んだらほどけないとされる「真結び(結び切り)」で、金銀または紅白の10本の水引を付けるのが正式です。表書きは「御結婚御祝」「寿」「御祝」などが一般的です。ちなみに、「祝御結婚」は、四(死)文字に当たるのでマナー違反と感じられる方もいらっしゃいます。縁起を気にされる方へ贈る際は、避けたほうが賢明でしょう。

なお、より丁寧に厳正を期して贈る場合は、品物を祝儀盆にのせて「ふくさ」をかけてから家紋入りの風呂敷に包んで持参するのがしきたりです。先方に差し出すときは、風呂敷から出してご挨拶を述べてから「ふくさ」を取り、祝儀盆ごと渡します。地域によっては「ふくさ」を掛けたまま渡す場合もあるので、周囲の人によく相談して、慣習を教えていただくことが大事です。

親族や仲の良い友人だけでなく、先輩や職場の同僚へのお祝い品選びは、何がいいのか迷うもの。そんなときは「贈った相手が好きな品物を選べる」カタログギフトが最適です。本当に喜んでもらえるものを贈ることができるでしょう。