卒業祝い お返しのマナー|相場・金額・贈る時期・おすすめの品物


「卒業祝い」は、子供が学校を卒業した節目に、親族や親しい友人から贈られるお祝いです。
子供へのお祝いなので、基本的にお返しは必要ないとされていますが、最近では相手との関係性によってはお返しをすることも多くなっています。また、学校卒業後に就職する場合は、進学する場合とは違い、子供が自分の初任給からお返しをしたほうがいい場合もあります。
卒業祝いのお返しはどんなときに必要なのか、必要ならどのように贈ればいいのかをまとめて紹介します。





卒業祝いのお返しが必要なのはどんな場合?


卒業祝いや入学祝いなどは、子供の成長を祝って子供に対して贈られるものです。しかし、子供は収入がなく、当然自分でお返しすることはできませんから、これらのお祝いにはお返しする必要がないのが原則です。ただし、冠婚葬祭のルールは、地域や家々の考え方の差が大きく、原則どおりの場合もあれば、お返しが慣習化している地域もあるので、一概にこの原則があてはまるわけではありません。住んでいる地域の風習や相手との親密度、相手の家族構成などを考慮して、お返しが必要かどうか考えてみる必要があるでしょう。

一般的には、子供の祖父母やおじ・おばなど、親しい親族からもらった場合や、相手方にも同じぐらいの年頃の子供がいて「お互い様」が通用する場合は、特にお返しをする必要はないとされています。
一方、親の友人や子供がいない親族などからもらった場合は、お返しをすることが多いです。

大学卒業などで、今後の就職が決まっている状態で卒業祝いをもらった場合も、原則としてお返しは必要ありません。しかし、特に親しい人やお世話になった人であれば、初任給や初ボーナスが出たタイミングで、ささやかなお返しの品を贈ったり、近況報告を兼ねて直接訪問したりすることは珍しくありません。これも、相手との関係性や親密度によって判断するといいでしょう。

また、お返しが必要ない場合でも、マナーとしてお礼や感謝の気持ちを伝えるのは大切なことです。
お祝いをもらったら、できればその日のうちに電話や手紙でお礼を言うようにしましょう。その際は、親からだけでなく、子供本人からも直接「ありがとうございました」と伝えるか、手紙を添えるようにします。



卒業祝いのお返しはいつ贈るべき?


卒業祝いのお返しは、お祝いの品を受け取ってから10日~1ヵ月以内を目安に贈ります。
ただし、社会人となった子供が自分でお返しをする場合は、仕事が始まり、初任給を受け取ったあとでかまいません。



卒業祝いのお返しの相場はどれくらい?


卒業祝いのお返しは、もらったお祝いの半額~3分の1相当が目安となります。
品物の価格がわからない場合は、大まかな予想でかまいません。お返しがあまり高価になりすぎると、かえって相手に負担をかけてしまうので注意しましょう。



卒業祝いのお返しには何を贈ればいいの?


卒業祝いのお返しには、普段使いができる、ちょっと高級な日用品や食べ物、受け取り手が自由に使える現金や商品券、確実に予算内で用意でき、相手の好みを把握していなくても大丈夫なカタログギフトなどが人気があります。例えば、次のような物を贈るといいでしょう。

・商品券、ギフトカード
・カタログギフト
・現金
・自分では買わないような少し高級なスイーツ・グルメ
・シンプルで高品質なタオル
・入浴剤やボディケア用品などの日用品

大事なのは、相手の年代や家族構成、自身との関係性などを踏まえて、気持ち良く受け取ってもらえ、役立ててもらえそうな物を選ぶことです。
例えば、現金や商品券は若い世代には歓迎されることが多いですが、年配の人の中には、抵抗を感じる人もいますので、子供の祖父母へのお返しには避けたほうが無難です。それに加え、現金や商品券、ギフトカードは、相手に金額がそのまま伝わります。贈られた物の価格がわからず、お返しの品物の見積もりが間違っていると、たいへん失礼になってしまう危険性があります。この場合は、ほかの物を選んだほうがいいでしょう。

カタログギフトは、贈られた側が自分で好きな物を選べるので、数回しか顔を合わせたことがない親戚のように、相手の好みがよくわからないときにも非常に便利です。相手の好みがわかっている場合でも、グルメや特定のジャンルにしぼったグッズを集めたカタログギフトを贈れば、好きな物を選んでもらうことができます。

日用品やスイーツ、食べ物などは、相手の好みを把握しておく必要がありますが、うまく好みの品を贈ることができれば、とても喜んでもらえるお返しになります。

卒業祝いのお返しは絶対ではありませんが、お返しをすることで、よりしっかりとお礼や感謝の心が伝わる場合もあります。そのきっかけとして、お返しを活用してみてください。